血糖値対策、主食を減らすだけでは不十分?早食いと〆のラーメン
血糖値対策は主食を減らすだけでは十分ではないかもしれません。早食いや、角砂糖2個分の糖分を含むスティックコーヒー、飲み会の締めのラーメンといった身近な習慣が血糖値スパイクにつながる理由と、今日から試せる具体的な対策をわかりやすく紹介します。

血糖値対策というと「主食を減らせばいい」と思われがちですが、実は食べる順番やタイミング、飲み物の選び方も同じくらい影響します。丼ものの早食い、甘いスティックコーヒー、そして飲み会の締めのラーメン。この3つの習慣がなぜ血糖値スパイクにつながるのか、そして今日から変えられる対策を紹介します。
なぜ血糖値が急上昇するの?
白米などの糖質を噛まずに一気に食べると、糖の吸収スピードが速くなり、食後の血糖値が急上昇してから急降下する「血糖値スパイク」が起こりやすくなります。これが繰り返されると、体が徐々にインスリンに反応しにくくなるインスリン抵抗性につながるといわれています。丼ものは早食いになりやすい上に、単品で糖質量も多いため、特に注意したい料理のひとつです。
甘いスティックコーヒーと〆のラーメンの落とし穴
休憩中に飲むスティックコーヒーには、1本あたり角砂糖2個分ほどの糖分が含まれていることがあります。1杯だけなら大きな影響はなくても、1日に何杯も飲む習慣が積み重なると、血糖値の変動を繰り返す原因になります。京都女子大学の今井佐恵子特任教授の研究グループは、夜遅い時間の食事でこの傾向がさらに強まることを指摘しています——アルコールを飲んだ後の〆のラーメンのように、夜9時以降に精製された麺の糖質を摂ると血糖値が急上昇し、翌朝まで下がりにくいと報告されています。

順番を変えるだけで、上がり方は変わる
- 野菜やたんぱく質から先に食べる — 丼ものでも、可能であれば付け合わせの野菜や卵などのたんぱく質を先に口にすることで、糖質の吸収スピードを緩やかにできます。
- コーヒーは無糖に切り替える — スティックコーヒーをブラックコーヒーや無糖のお茶に置き換えるだけで、気づかないうちに摂っている糖分を減らせます。
- 締めのラーメンは麺を半分に — 麺の量を減らし、スープを飲み干さないようにするだけでも、糖質と塩分の摂取量を抑えられます。
- 食べる時間帯を意識する — 特に夜9時以降の糖質摂取は血糖値が下がりにくいため、可能であれば夕食を早めに済ませるのがおすすめです。

主食を減らすより、順番と締めの一杯
早食い・スティックコーヒー・〆のラーメンを完全にやめる必要はありません。食べる順番や量、飲み物の種類を少し見直すだけでも、血糖値の急上昇を抑えやすくなります。この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスではありません。血糖値の変動が気になる場合は、医療機関に相談することをおすすめします。
関連記事
2 分で読了3 回閲覧手足の冷えは体質だけが原因ではないかもしれません
厚着をしても手足の先だけ冷たいのは、体質だけが原因ではないかもしれません。カフェイン・冷たい飲み物やアイス・揚げ物という毎日の食習慣が血管を収縮させ、末端の血流を悪化させている仕組みと、しょうが湯に置き換えるなど今日からできる対処法をあわせて詳しく紹介しています。
2 分で読了2 回閲覧なつめ・タルトチェリー・くるみ ― 眠りをサポートする食材3選
加齢とともにメラトニン分泌は自然に減っていき、眠りが浅くなりがちです。漢方の生薬でもあるなつめ、天然のメラトニンを含むタルトチェリー、マグネシウムが豊富なくるみ ― 研究に基づく3つの食材の取り入れ方と食べる量の目安をわかりやすく詳しく紹介します。
3 分で読了3 回閲覧